St Louis/ フランス製のプレート
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【Antique St Louis / French Antique】
プレート
新しくプレートを2種ご紹介いたします。
プレートA:アンティークサンルイ ¥15,000/1客 在庫:5客
プレートB:フランス製アンティーク ¥23,000/1客 在庫:6客
ひとつ目はサンルイのアンティークのプレートです。シリーズ名は「PASTEUR」パスツール。デザインはアシッドエッチングの技法で仕上げられています。
この当時、プレートのお作りってグラスと比べると制作数が圧倒的に少ないです。例えば、このパスツールのグラスが200個あるとしたら、プレートは5個程度あるかないかぐらいです。
プレートは手作業で形を整える場合、ガラスを広げる際に歪みがでやすかったとこもありますが、1900年代のテーブルマナーでは陶器のお皿を使うことが決まっていたので、あまり作られることがなかったのだと思います。
そして、次に紹介するプレートはB:フランス製の上品なアンティークプレートです。
質の高い鉛のガラス(レッドクリスタルガラス)に繊細な彫刻が施されています。
鉛を入れると、彫刻はさらに難しくなるのですが、これほど細かな彫刻ができるのは、かなり高度な技術をもっていた工房しかできませんでした。
今回の作品は、プレートの中央に「AB」とイニシャルがあるのでオーダー主がいたことがわかります。そして縁には丁寧な細かな彫刻でお花が描かれています。
今回の2種のプレートは技法が異なります。
Bのプレートは、下図のように彫刻で一つ一つ仕上げられています。
一方で、Aのサンルイのプレートに使用されている「アシッドエッチング」技法については、この彫刻技法に変わる量産品のために試行錯誤の末にできた技法です。
1900年代のアンティークグラスとして、とても人気があるエッチングですが、この技法は、先に説明したグラビュール技法に代わる量産向け用に開発された技法でした。
グラス全体に松脂を塗り、針で柄を削り出します。そして酸に漬けると模様部分が腐食される技法です。
見極めるポイントによって選び方は変わってくるのかもしれませんね(^ ^)
双方の違いを知ることも、アンティークの楽しみ方ではないでしょうか。
※100年以上経過してるため、若干のスレがございます。
A サンルイのプレートは若干そこのスレが多いです。
サンルイは使用感があるため、価格に反映させています。
書籍『西洋アンティークガラスの教科書』P220ページに掲載
~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~
Size |
サンルイA:W16.5cm H2.6cm |
制作年代 |
サンルイA:1910〜1920 |
マークの有無 |
:無し |
作品状態 |
サンルイA:使用感あり スレあり |
仕入れ先と時期 |
サンルイA:フランス 2024.6月頃 |