エッチングのリキュールセット
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【Antique St Louis】
サンルイ社の技術と感性の高さが伝わるセット
ご希望の方はお問い合わせくださいませ。
シンプルでエレガントな印象を与えるサンルイのリキュールセットをご紹介いたします。
サンルイは、ルイ王の称号を得て王室に向けた物作りが多い窯なので、流行を追うことをせず、シンプルでもデザイン性の高い作品を世に送り出していたことが今回のリキュールセットを通して分かります。
まずは、リキュールセットとはどのような場面で使われてきたのか…ということからお話ししたいのですが、長くなるためそちらはブログにご紹介しております(^^♪
ブログに書きましたが、「飲む香水」と言われたリキュールを、さらに美しく演出するためにオーダーされ作られたのがリキュールセット…
贅沢に作られていることが作品から伝わってきますね(^^♪
本セット、白くなっている部分は、1900年前後にしかできなかったアシッドエッチングという酸腐食による技法が使われております。
※アシッドエッチング(酸化腐食)技法
グラスにパラフィンなどを塗り、その上から模様の形に彫刻針で削っていき、酸に浸すと削られた部分のみが腐食して柄になるというヨーロッパで古くから使われている技法。 しかし、使用時に薬品から出る臭いを吸い込むと体内に影響を及ぼすとされたので使用が制限され、この当時のみ作られた技法。
色のついた被せガラスでエッチングを施す作品も多いのですが、このクリア一色でシンプルなリキュールセットはとても美しく、アクセントの金彩が上品さを高めています。
通常のテーブルで使用するグラスは1ダースか半ダースのセットが多いのですが、リキュールなどの食後酒セットは8客のものもあります。
本作品は1ダース(12客)での揃いのセットです。
次に、このような栓がついているものを購入される時に見ていただきたい部分があり、「栓」と「本体」があっているかです。
栓だけ違うものがついていることは本当に多いです。
クリスタルは高価だったこと、時間の経過も考えたら他の物で代用したり、修理したりということはもちろんあるのですが、市場を見ると、まったく違うデザインの物がついている場合が多々あります。
本作作品は、栓と本体フットに書かれている番号が一緒なので、作られた当初から永く時間を共にしているセットということが分かります(^^♪
↑75の番号がフットと栓の底に彫られています。
↑193の番号がフットと栓の底に彫られています。
この隠された秘密の暗号みたいなのが私は好きです(笑)
今回のセットは実際に使用していただくこともできますし、飾っていただいてもお部屋を一段とモダな印象にしてくます。
カラフに若干の金彩のすれはあるものの、トレーなどの裏側には傷も少なく、仕入れ後に到着した作品を見て驚きました。
これほど状態の良いセット、ぜひコレクションにしてみてはいかがでしょうか。
↑1908年のサンルイ社↑
カタログレゾネ
↑1930年のサンルイ社↑
カタログレゾネ
~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~
Size |
:カラフ-1 W8.0cm H28.1cm |
制作年代 |
:1900~1920年頃 |
マークの有無 |
:無し 1936年より前の作品のため |
作品状態 |
:良好 |
仕入れ先と時期 |
:フランス 2021.06頃 |