アンティークガラス旅行記 2023 in London ~Part 1~

では、買付旅行記のスタートです。
まずはロンドンから!

到着したのは10月20日の夕方。
もっと寒いかと思っていたのですが、そこまで寒くなく心地よい感じ(*´꒳`*)

次の日はマーケット巡りの1日なので、今日はホテルで大人しく早めに休みます。

そして次の日の朝 7:00

まだ暗いうちにノッティングヒルへ向かいます。

   
●ポートベローマーケット (Portobello Road Market)
19世紀にオープンしたロンドンでは一番大きく人気のあるマーケットです。
1960年ごろからアンティークを扱うお店が増え、露店のお店と、迷路のような建物の中に構えるお店の2種が1キロに渡り延びています。

日曜日以外の毎日、何かしらのマーケットが開催されていますが、アンティークのマーケットは土曜日のみです。

近年では、アンティークのお店もどんどんと減ってしまい、お土産屋さんや野菜や洋服のお店も多くなりました。

観光で楽しむのであれば10時ごろから一般の方が多くなりますが、ディーラーは朝イチに行って、良い作品を見るのが鉄則です。
それでも、最近は早朝から開いてるお店は少なくなる一方で、良いものに出会えなくなってきてます。

なんて考ええていたら、こんな素敵なセットとかも見つけられるのです。
まだ序盤から飛ばしたらダメだと購入しませんでしたが、買わなかったことを後悔してます(*´ー`*)
足を運ぶ甲斐がありそうですね!



まだ薄暗い中、早速一つ目のお店で作品の並べつけをしているところを覗くと、ウエッジウッドのジャスパーが何点かありますよ。

やはりイギリスです。
マーケットにはウエッジウッドのジャスパーは多くみかけます。そのほとんどがヴィンテージ品(60年〜30年前ぐらいの作品)です。上図に一つだけアンティーク(100年以上経過した作品)を発見( ´∀`)
さて、上記のどれがアンティークなのでしょうか?
※後ほど答え合わせできます_φ( ̄ー ̄ )


そのお店でシェフィールド製のシルバープレートのスプーンセットも見つけましたので、仕入れました。

店主さんにいろいろと質問攻めしております!
アンティークが好きな方って、お話が好きな方が多いです。
聞いたら、いろいろと説明してきてくれますよ!中には嬉しそうに本を出してきて説明してくださる方もいらっしゃいます(笑)


見つけたセットはEPNSなので、シェフィールドのシルバープレートのスプーンです。箱もおしゃれ♪

ここで驚いたのが、クレジットカードが9時まで使えないから、現金ないならまた戻ってきて!と…。
商品も渡してくれてるんですよ。

えっ… 私がお支払いに戻る保証がどこにあるのですか…?と疑問に思いながら、言われた通りに、そのまま作品はもらってお支払いせずに立ち去りました。

なんでしょうね‥。
悪いことしてないのに、悪いことしてる気分 (-.-;)

まぁ、こんなことはまずない。初めての経験です(笑)
一度10時にもどったら店主さんとは違う方だったので、14時に再度伺うと、店主さん、ちゃんと覚えてくれていて、「きたきた!」みたいな顔をされてました(笑)

 

マーケットでは、コロナ以降はコンタクトレスでカード支払いが進んでいます。
しかし、中には現金のみの場合もあったり、現金の方がディスカウント率があがったりということはあります。

もちろん、両替場所はありますが、お店の中だったり、英語が使えないと少し不便かもしれないので、キャッシュも持参していくことをお勧めいたします(*´꒳`*)

  

この日は、私がロンドんで大好きなお店とのアポがあります。
そこのお店で、ロブマイヤーのグラスやクリシーのグラスを仕入れることができました(*´꒳`*)

今旅、クリシー作品は是非とも欲しいと思っております。
フランスの工房なのですが、日本国内ではあまり知られてないですよね。
当時はフランス国内4位に入るほどのクリスタル工房だったのですが、その後、セーブル窯に吸収されます。

ヨーロッパでは由緒正しい工房として有名です。
しかし、工房の期間が短かったこともあり、作品がなかなかなくて探しています。初日に出会うことができました。しかもジャポニスムデザイン★

そのほかにイギリス製鉛クリスタルの重みのあるボウルやスターリングシルバーのスプーンも仕入れています。

 


ロンドンのマーケットに来る度に感じるのですが、お店の方と話していていたこと。
イギリスは、その力の強さからかつてはアンティーク大国として作品が山ほど見つかり、お宝探しが最もできる場所と言われていました。しかし、ユーロ離脱以降は物が入りにくくなっていて、マーケットは年々縮小しているとのこと。

ポンドの為替もあり、クリスタルガラスとしてのマーケットはあまり期待できないかもしれません。
しかし、シルバーや陶磁器、ジュエリー、家具などはまだまだ可能性が広がっているマーケットです(*´꒳`*)

そして、先ほど質問してたウエッジウッドのアンティークジャスパーはこちらでした。

 本作品は「Spill Vase-スピルベース」と言われ、本来は2本対になって作られています。暖炉などの点火用のこより(木片-下図)をいれて暖炉の上などに置かれていたようです。

 

現在では使われることのなくなった物ですが、花瓶としてもご使用していただけます(*´꒳`*)
ペン立てとかにも良さそう。

今回のロンドンは2日のみの日程なので、明日は、美術館や街を散歩してみようと思います。

 

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