買付旅行記 in Paris 2022 April ~Part7~
とうとうマーケットを巡ることができる最後の日となりました。
今日はいつものマーケットだけではなく、まず【Marchéaux puces Vanves】という蚤の市に行ってみようと思います(^^♪
バカラやサンルイの作品は少なく、雑貨類が多いと聞いてるのですが、行ったことがなく、せっかくなので(*^^*)
こちらは、土・日になると地方から集めた作品を車で持ってきて市を開くタイプのマーケットです。
京都だと毎月21日に東寺行われる「弘法さん」で骨董品を見るような感覚でしょうか?
結構長い道中に、様々な作品が雑多に置かれています。
シルバー製品も多く、時間をかけてじっくり見たら良い物が見つかるかもしれません♪
そして、昨日伝えたような注意するべき作品を見つけました。
このSt Louisの作品。
ちゃんとSt Louisのレリーフでサインも入っています。
お店の方も自信満々に「St Louisよ!!」とお勧めしてきます。
「そうね(^^)」と顔では笑顔でいながら…
しかしですね!
こちらは完品ではありません。
本当は蓋が付いてるはずなんです。
※同じ作品のカタログがなかったのですが、下図のように蓋がついているはずです。
過去にベルギーのマーケットでも、バカラのカラフに栓が違うものが付いて販売されていました。
一番右のカラフの栓は、違うものがついてます。
本当はこの下図の栓のはず。
オールドバカラ カラフ S 177 TAILLELAGNY
私たちは、それぞれのカラフにどの形の栓がついているのかまで細かくチェックしてみないといけないんです。
もちろん、アンティークなので、蓋がなくても使うことができると納得して購入されるのは良いと思います(^^♪
100年も経過しているんだから、修復歴があったり、傷があるのは当然といったら当然ですもんね!
しかし、お店で販売するとなると、納得でき、きれいな作品をお届けできるようにと日ごろから思っております❤︎
そして、最後にまたいつものマーケットに戻り、今回の旅のミッションでありますグラスを受け取りに来ました!
↓ これですこれ!
これらのグラスが簡易に放送されて、段ボール3つ分を渡されました(笑)
2日目にいった大きな商談分はまとめて発送してもらうことになってますが、それ以外にマーケットなんかで購入した作品は手持ちで持ち帰るために、最終日はいつも夜通しでパッキングとなります。
ホテルに夕方について、そこからもくもくと梱包作業…。
いかに小さく、かつ割れないように入れるのか…
でも、今回のグラスはトップが外に広がる一番厄介…な形をしております(笑)
丁寧に丁寧に梱包したところ、朝方までかかり結果的には荷物4つ分‼‼‼‼‼‼
途中で何度かこころが折れそうになりました。
手荷物のバックにも作品が入ってます。
私物はほとんどありません(/ _ ; )
買付って聞くと、ヨーロッパに行けて優雅な感じがしますが、実はめっちゃ地味な作業も多く、おしゃれなんてしてる場合じゃないんです(-.-;)
最終日は、こんな感じで明け方までせっせと梱包作業に追われるのでした…
とうとう明日は最終日…
もう買付はしませんよ(笑)
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