アンティークのライラック色 花瓶
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【WEDGWOOD-Jasper ware】
歴史を伝える花瓶
※本作品には蓋が付属しておりません。
そのため、花瓶としてのご使用をおすすめいたします。
1910-1920年ごろの製造
ウェッジウッドのアンティークやヴィンテージ作品において、定番の色彩といえばペールブルーやロイヤルブルーがよく知られています。

その一方で、多くの愛好家の心を惹きつけてやまないのが、優美なライラックカラーです。淡いピンクとも異なり、落ち着いた薄紫のやわらかな色調は非常に人気が高い一方で、その製造は少なく、現在では大変稀少な存在となっています。
真偽のほどは定かではありませんが、ライラック色のジャスパーウェアは数年間しか制作されなかった、という説が語り継がれているほどです。そのため、アンティーク市場においてライラック色は特別とされ、同じジャスパーウェアでもロイヤルブルーやペールブルーに比べ、三倍前後の価格で取引されることも少なくありません。

さらに、淡い地色ゆえに汚れが目立ちやすく、良好な保存状態のものに出会うことが難しく、やっと状態のよい素敵な作品に出会うことができました。
今回ご紹介する花瓶は、ライラック色としてはたいへん美しい状態を保っており、アンティークならではの繊細なレリーフ装飾が際立つ逸品です。
しかも、古い時代の作品にしか見られないレリーフデザインが施されています。


もともとは蓋付きのデザインとして制作された作品ですが、残念ながら蓋は失われています。とはいえ、もし完品のまま残っていたならば、とても手の届く価格ではなかったでしょう。
サイズは高さが16cm弱と小ぶりで、テーブルや窓辺などにも飾りやすく、暮らしの空間に上品な彩りを添えてくれます。ライラックカラーのジャスパーウェアは、アンティークの世界でも特に入手困難な存在であり、その優美な佇まいは眺めるたびに新たな魅力を感じさせてくれるでしょう。
【ディップドカラーとソリッドカラー】
アンティーク作品の多くは「ディップドカラー」と呼ばれる技法で制作されています。しかし、ライラック色は、より高級なラインにのみ用いられた「ソリッドカラー」での制作が基本となっています。この点もまた、ライラック作品の希少性を高めている理由の一つです。
【状態について】
レリーフには一部欠損が見られるものの、全体の保存状態は極めて良好です。画像の確認をお願いいたします。
Size |
:W10.8m H 15.2cm |
制作年代 |
:1910〜1920年頃 |
マークの有無 |
:MADE IN ENGLAND / WEDGWOOD |
作品状態 |
:良好 |
仕入れ先と時期 |
:イギリス 2025.6月頃 |