ビスケットバレル(2種類)
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【WEDGWOOD-Jasper ware】
ビスケットバレル
Wedgwoodのジャスパーウェア、ビスケットバレルを2種類ご紹介いたします。
当時、ビスケットバレルは様々なデザインで種類多く作られていました。
ウエッジウッドのアンティークジャスパーだけを掲載したコレクターズブックには18種ほど掲載されています。
そのほとんどに金属製のマウント、蓋、ハンドルがついています。
金属の素材はシルバープレートが多く、今回の2種もシルバープレート(銀メッキ)です。
ビスケットバレルの歴史を辿ると、ビスケットが宮廷で食べられるようになるのは16世紀後半と言われ、20世紀初頭のヨーロッパでは、今よりもスイーツが食べられていたといいます。
お菓子をお客様にサーブするためにガラスや陶器、シルバーなど様々な素材でバレルが作られていました。
そしてビスケットバレルは、お菓子用としてだけではなく、食後のシャンパンと共に頂くビスキュイ・ア・ラ・キュイールをいれて使われることもあったようです。
ビスキュイ・ア・ラ・キュイールとは、大きさが10センチほどのスティック状のお菓子で、湿気にも乾燥にも弱いために、このような器にいれてテーブルに運び、シャンパンと共に食後の時間を優雅に楽しんでいた時代。
テーブルには必須だったため、種類も豊富に作られていたのですね!
その後、密閉ができる瓶が登場すると、だんだんとバレルは使用されなくなっていきます。
そのため、アンティークアイテムとして人気があります。
現代では、花瓶よりも安定感があると、ビスケットバレルを花器として使われる方いらっしゃいますよ(^ ^)
レリーフのタイトルはパターンAもパターンBも
”Sacrifice Figures”です。
どちらもレリーフがカップ&ソーサーのように薄手のものではなく、ぷっくりとしていることに気づかれた方もいらっしゃるのでは(*´꒳`*)?
服のレースは風になびく様子まで感じます。
バレルは側面が大きくなる作品のため、レリーフ自体も大きくなります。
厚みを持たせたレリーフは、細かな凹凸によってとても繊細に表現されています。
パターンB↓
火と煙の表現も躍動感を感じられます。
推測ではありますが、作品によってレリーフの強弱を変えていたのではないかと思われます。
カップ&ソーサーのように小さなもの、そして目の近くにまで運ぶものは、驚くほど薄く繊細に。一方で、テーブルに置いておくバレルは、膨らみを持たせ存在感を感じることができます。
細かな部分にまでこだわって物作りが行われていたではないかと勝手に想像してしまします。
〜状態について〜
シルバー部分は、どちらの作品も経年による劣化がみられます。
アンティーク作品ということを理解していただきたい作品です。
【パターン:A】
・内側に染みがあります。
・シルバー部分に汚れがあります。
・下部の素地にひびが入っています。
・レリーフに亀裂があります
【パターン:B】
・レリーフには亀裂がありません。
・シルバー部分は経年による汚れがめだちます。
・希少性はパターンBの方があるようです。
Size |
パターンA:W16.5cm H15.8cm |
制作年代 |
:1890年~1908年頃 |
マークの有無 |
:WEDGWOOD /MADE IN ENGLAND |
作品状態 |
:使用感あり |
仕入れ先と時期 |
:イギリス 2022.5月頃 |