ネオクラシカルなTea Pot
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【WEDGWOOD-Jasper ware】
ネオクラシカル様式のジャスパーウェア
ジャスパーウェアのポットを入荷いたしました。
ネオクラシカル様式（新古典主義）が反映していた時代にジョサイア・ウエッジウッドが作り上げたジャスパーウェア。
当時どうしてそのような様式がはやったのかは過去の作品解説で伝えましたが、今でもファッションや芸術は時代の流れをそのまま反映しているように、当時も流行りがありました。
【芸術のおおまかな流れ】
ゴシック→バロック→ロココ→ネオクラシカル（18世紀中期～19世紀初頭）
それまでのバロック・ロココのような装飾的で官能的な流行に対する反発を背景に、より確固とした荘重な様式を求め、過去（古代ギリシャ・ローマ）のリバイバルが流行った時代。
このような時代背景がなかったら、ジャスパーに施されたレリーフは全く異なっていたのかもしれませんね。
今見ても、神話というのは奥が深く不可思議なことだらけですが、魅力的なモチーフだと感じずにはいられません。
今回、着目したのはこの鹿を連れた女神。
ギリシャ神話：アルテミス
ローマ神話：セレーネ （月の女神）
古くは山野の女神なので、弓矢を持ち、山を駆け回り野獣とのかかわりが深い女神。そのため、アルテミスは聖獣の「ケリュネイアの鹿（ギリシャ神話に登場する大きな雌鹿）」が一緒に描かれることが多いです。
ウエッジウッドのレリーフに表現される動物はいつもかわいく愛らしいです！
こういう優しい表現があることで、神話の怖さを全く感じずに食器としてどんな場面でも使用できるようにとジョサイアは考えて作っていたのではないでしょうか…。
ポットは画像では伝わりにくいかもしれませんが、大きなサイズ（3～4人分）です。
ぜひ、この機会にウエッジウッドを集めてみられませんか？
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Size |
：W21.7cm H12.0cm |
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制作年代 |
：1891～1908年頃 |
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マークの有無 |
：底 WEDGWOOD ENGLAND |
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作品状態 |
：良好 経年による若干のヒビがあります |
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仕入れ先と時期 |
：アメリカ 2021.9月頃 |
