カラフェとグラス
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¥150,000
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【Antique St Louis】
静寂の青が美しいカラフェとグラス
カラフェ (S): ¥160,000
グラス(各種): ¥18,000
今回、カラフェとグラスはシリーズが異なるのですが、一緒にご紹介いたします。

カラフェとは、食卓で使用する水やワインを入れる容器全般に幅広く使用されますが、その種類は様々で、取手のついた物はブロと呼ばれたりします。
1900年発行のサンルイのカタログ(カラフェ)↓

1900年発行のサンルイのカタログ(ブロ)↓

今回は、1900年ごろに作られ、サンルイのカタログに掲載されているカラフェで、シリーズNo.51をご紹介いたします。
コバルトブルーが美しいカラフェは、細やかなカットが施されています。
アンティークのサンルイは、直線で仕上げることもできる場所に、あえて細かなカットをいれるなど、一手間かけて作られているのが特徴ですね。

ストッパーにも空気が入れてあり、重心がトップに来ないように考えられ、視覚的だけではなく機能面も考えられています。

光が反射する箇所が増え、テーブルではまるで宝石のような煌めきを演出することができます。

一方で、今回ご紹介しているグラスNo.742はカラフェより半世紀たった1950年ごろの作成になります。
50年の時を超え、デザインは歴史的な背景にも影響を受け大きく変貌を遂げます。
1920年ごろのファッション世界はラグジュアリーブランドがリードしていきます。
1910年から1930年には、「アール・デコ」の時代が続き、その後は、手間と時間をかけるのではなく、スタイルやデザインで魅せていく流れに変わっていきます。
「モダンでカッコいい」という言葉が合いそうなデザインが流行します。
現代にも通じるデザインが多くなっていくのも1930年以降ですね。
そして、1948年のサンルイのカタログは、彫りの深い大体なデザインが増えています。




アール・デコ建築を代表とするニューヨークのクライスラー・ビルディング(下図)を見ると印象が伝わりますか(^^)?

大胆な深いカットは、細かな細工が好まれなくなったため、最高品質のクリスタルガラスを作り上げていたサンルイやバカラは、シンプルなカットデザインで織りなす輝きを追求していきます。
こうして、フランスのガラスは、アール・ヌーヴォーに続き、この時代も世界を席巻していきます。
時代の流れによって変わりゆくデザイン性を感じる2種ですが、今となっては、どちらも歴史を感じることができますね。
※表示価格は単品の価格となります。
※カラフェは「あたらしい西洋アンティークガラスの教科書」Pに掲載しています。
※グラスのサイズはH16.6cm 満水で80ml と小さめのグラスです。
~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~
Size 容量 |
カラフェ:W7.4cm H31.2cm 310ml(Full) |
制作年代 |
カラフェ:1900年頃/なし |
作品状態 |
:良好 カラフェには水滴の跡があります |
仕入れ先と時期 |
:フランス 2024.4月 |