金彩のグラス（5客セット）
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【French Antique】
星のようなデザインのグラス
コロンとした形がかわいく、星が散りばめられたようなグラスをご紹介いたします。
第一印象は、フランス製には見えず、ボヘミア製のようなグラスに感じますが、クリスタルガラスの素材を確認すると、ボヘミアで使用されるものではなく、レッドクリスタル（鉛の入った）なので、1850年頃〜1880年ごろに作られたフランス製の可能性が高いと判断しております。
そもそもボヘミアとは？ですが、現在のチェコの西部・中部地方を指す歴史的な地名です。
16世紀から18世紀のガラスの製造はボヘミアン地方が最も独占的な市場でした。王侯貴族の贅沢な庇護のもと、カリを使用したクリスタルガラスを使い、繊細で丹精込めた作品を手がけ、世界を席巻していました。
その後、18世紀以降に発展を遂げたフランスのガラスは、ボヘミアンガラスの技術やデザインを意識したものが多く作られました。しかし、19世紀ごろからガラスの市場がフランスへ移ると、技術開発や独自性の高い物作りで、世の中をリードしていく流れができ上がっていきます。
このような歴史をふまえると、1850年ごろまで、フランスにてボヘミアンスタイルのグラスが作られていたことは全く不思議なことではありません。
今回のグラスは、まるで星のようなデザインが大変美しく丁寧に作られています。
歴史の流れを感じるグラス、ぜひともいかがでしょうか？
1850年と古いこともあり、金彩の状態がまちまちです。
そのため今回はセット販売となります。
グラスの縁の部分の金彩は全て状態がとても良いため、一緒に使用していただいても大きな違和感は感じません。
パッと見ると気遣いないのですが、Cクラスは金彩の剥離箇所が多いため金彩の状態は必ず画像を確認くださいませ。
聖なる夜に、素敵な雰囲気を出してくれそうなグラスです。
書籍『西洋アンティークガラスの教科書』
P65とP106 に掲載しております。
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Size |
:W5.3cm H10.1cm |
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制作年代 |
：1850〜1880年頃 |
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マークの有無 |
：無 |
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作品状態 |
：使用感あり |
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仕入れ先と時期 |
：フランス 2024.8月頃 |
