エッチングのラインワイングラス
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¥65,000
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【Antique St Louis】
レモンイエローの鮮やかなラインワイングラス
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きらきらとステンドグラスのように光を通す際に様々な輝きを放つグラス。
今回のSt Louisのラインワイングラスは、当時のみに使用できた技法であるアシッドエッチング技法(酸化腐食法)が使用されています。
地紋のような場所を腐食させ、黄色の被せたガラス部分の残して模様をだしています。その上に金彩を丁寧に焼き付け、様々な技法を駆使して作られているグラス。
エッチング技法の作品は制作数も少なかったはずなので、年々見つけにくくなっています。
よくあるカットが施されたラインワイングラスが100本ほどあれば、こちらはその中に1本あるかないかというほど希少です。
※下図にあるサンルイのラインワイングラスのカタログは2ページありますが、ほとんどがカット技法で、エッチング技法のグラスは2種しか掲載されていません。
【ラインワイングラス】は1900年~1940年頃には常にラインナップに掲載されるほど必要なグラスでした。
【ラインワイングラス Verre à vin du Rhine】
どの工房においても、当時のカタログには必ず「ラインワイングラス」という種類が存在します。ちょっとステムが長くて、ボウルは色付きのグラスです。
ラインワイングラスとは、ヨーロッパを流れるライン川流域(特にアルザス地方)のワインを飲むために作られたグラスです。そしてグラスのボウルは赤・青・紫・緑・黄色・オレンジなどの単色(もしくは被せガラス)で彩られています。
アルザス地方はドイツとの関係が深く、気候もドイツに似ていていることから、香りが高く少し甘めの白ワインが多く作られました。そのためワインの香りが少しこもるように内側にカーブしている形状が好まれました。
また、ボウルに色がついたのは、当時は白ワインの色が濁っており目立たなくするためといわれています。
グラスのガラス色のバリエーションは、現代より昔のほうが幅広かったようですね。現在は紫や黄色、オレンジ、緑のグラスってあまりみないですよね…
もちろんワインを飲むときにボウルに色がついているとワインの色を見ることができないのでという理由もありますが、色の調合などの手間は省かれていっているように感じます。
大変な手間をかけているこのグラスは、ステムの持ち手の部分も空気が入れる技法が施されています。
価格が少々高いですが、アンティークのクリスタルのことを知ると、それだけ価値があるグラスと分かる作品ではないでしょうか。
~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~
Size |
:W7.2cm H18.3cm |
制作年代 |
:1900年頃 |
価格 |
:¥65,000/1客(税込み)在庫1客のみ |
作品状態 画像をご確認ください |
:B 良好 小さなチップあり |
仕入れ先と時期 |
:フランス 2021.10頃 |