【Old Noritake】葉形のかわいい入れ物
販売価格
価格
¥25,000
通常価格
単価
あたり
【Old Noritake】
ジュエリーを散りばめたような入れ物
オールドノリタケのとてもかわいい入れ物を入荷しました。まるで宝石を散りばめたようなデザインの葉形の入れ物です。
宝石を…といいましたが、ノリタケのこの淡いエナメルの色彩で盛り上げられた技法は「ジュール」と呼ばれ、実際に宝石を模したイメージなんです。
そして、金彩で線のようにつなげたものは、「ビーディング」と呼ばれ、二つの技法を合わせるとこのように豪華で繊細な作品が出来上がります。
画像のように、この入れ物は深みがあり、底には葉脈がしっかりとかたどられています。
葉脈があることで、作品がより上品に見えるのではないでしょうか。
明治とは、それまで鎖国していて武士や着物を着た生活が当たり前だった江戸時代から一気に西洋文化が流れ込んでくる時代です。人々の生活は着物から洋服へ変わり、街には鉄道が整備され、世の中が目まぐるしく変化し、それに順応する人々の活気に溢れていました。
世界的には機械化が進む時代、明治初期の日本はまだまだ人の手による仕事が基本にあり、技術的にも経済的にも希少な価値を生み出していました。
ノリタケはまさにそんな文明開花の旗振り役であったと言えます。
一方で、まだ見ぬ外国に合わせた物造りをするようになった職人達は、この全く違う洋風デザインの作品を作りながらどのように感じていたのでしょうか…
そしてその作品が、100年近くたっても色あせることなく、現代に合うデザインとして愛され続けるなんて思ってもみなかったのではないのでは…と、作品を通して時間や時代の流れを感じずにはいられません。
Size |
:W14.5×11.1cm H6.2cm |
制作年代 |
:1906~1921年頃 |
マークの有無 |
:底に RC 印 [Royal Crockery]高級磁器の意味 |
作品状態 |
:良好 |
仕入れ先と時期 |
:アメリカ 2021.年5月 |