グラス Brok No231
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【Lobmeyr】
通称:シェーンブルンと呼ばれるグラス
ハプスブルグ家の御用達の称号を得て、ヨーロッパの王侯貴族から注文を受け現代まで最高級のクリスタルガラスを世に送りだしているLobmeyr 。
三代目のシュテファンによって1905年にデザインされたバロックNo 231はウィーンのシェーンブルン宮殿の名が通称となり、世界中のオーストリア大使館で使用されるグラスです。

皇后雅子さまも、ご婚礼の際にオーダーされています。
このグラスはバロック様式のデザインを模していることから、「バロック」というシリーズ名がつけられ、今なおロブマイヤーの代表的なシリーズです。しかしながら、繊細なグラビュール技法は3名ほどの職人しか作ることができないため、現在では受注を受けてからのお作りのみとなっています。
この彫刻には胴盤のウィールを使うため、柔らかく繊細な表現を可能としますが、通常より4倍以上の時間がかかり、10年以上経験を詰んだ職人しか手がけることができない技術です。

また、アンティークの作品も、シュテファンが活躍した時代は、ウィーン分離派の影響やウィーン工房との協力もあり芸術への関心がより深まり歴史的な価値を踏まえた物作りが行われた時代です。
数を多く作ることはしないロブマイヤーのアンティーク作品は、なかなか目にすることができず、希少性を高めている要因となっているのではないでしょうか。
工場化を避け、現代まで続く家族経営のロブマイヤー社は、「芸術」への意識が高い工房です。他社にはない独特なこだわりは、現代においても一線を画す存在となり続けています。
見事なエングレーヴィングが施されたグラスは、ぜひともコレクションしていただきたいひとつです。
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Size |
: W7.4cm H14.0cm |
制作年代 |
:1920年頃 |
マークの有無 |
:無 |
作品状態 |
:良好 |
仕入れ先と時期 |
:フランス 2023.05月頃 |