【Antique St Louis】

ビール用のグラス

販売価格 価格 ¥210,000 通常価格 単価  あたり 

税込

【Antique St Louis】

エッチングの使いやすいグラス

 

アンティークサンルイのエッチング技法(酸化腐食技法)の大きめのグラスをセットで入荷しております。
アンティークのものでは、このサイズ感はなかなか見つかりません。


今回はグラスの6客セットと、他の3客は単品で販売いたします。

パターンA :グラス6客セット ¥210,000 (単価¥35,000)
パターンB :グラス単品(在庫2客) ¥38,000/1客

セットの方が単価がお安くなるようにしています。

 

現在のサンルイのサイトで見ると、これと同様の大きさのグラスは「ハイボールグラス」となっていますが、1900年ごろのカタログではビール用と表記されています。

実は、ワイングラスに比べると極端にビール用のグラスって少ないんです。

     
それは当時の歴史が関係しており、ビールは貴族などの上流階級の人々はあまり飲みませんでした。特にフランスではビールはあまり作られていないため、サンルイやバカラでの制作数が少なく、見つけることがほとんどない理由につながっています。

しかし、現在ではハイボールやカクテルなどと種類が広がり、このサイズ感のグラスはとても使いやすく重宝されています。「人気が集中しているのに見つからない」というジレンマが起きています。

もちろん、お酒だけではなくジュースとかにも合いますよ(^^)

     



そして、今回のグラスはこのデカンタとセットで仕入れていて、面白いので一緒にご紹介いたします。

 

実は、穴が空いています(*´◒`*)
なんででしょうか!?!?

   
 
最近、日本酒の冷酒でみかけますが、氷を入れる箇所が設けられています。
氷は今のように簡単には手にはいる時代ではないため、贅沢な使い方だったのではないでしょうか?
このページではグラスのみのご紹介ですが、このデカンタにご興味ある方は直接お問い合わせしてください。
     
   
さて、グラスの話に戻りましょう。
基本的にどれも金彩の状態も良いです。

全て手作りのため、グラスの重さや背の高さが異なります。
6客のセットはできるだけ合うものをご用意いたします。

【お伝えしたいポイント】
この全面に手がけられたエッチング&金彩タイプのグラスは、日本料亭でも使われているシリーズで、「春海好みのシリーズ」と混同されます。
春海好みとは、明治期に初めて日本の春海商店がバカラやサンルイに発注したお茶道具や懐石具の一式で、中でも野村證券の創業者で日本の金融財閥を築いた二台目野村徳庵は、この海外から仕入れられたお茶道具を好み蒐集していました。
春海商店を通して日本に入った道具のことを「春海好み」と呼んでいます。
それらのアンティーク作品群は一気に金額が跳ね上がっていて、現代バカラでは復刻版を手がけています。


近年では、エッチングに金彩がついているとなんでも「春海好み」とされますが、ちゃんと定義があります。今回ご紹介したグラスは海外から仕入れているため、春海好みではありません。

しかし、これらはその当時の作品です。
とても希少なので、これほどのセットで見つけられるのは少ないですね(*´꒳`*)

是非、いかがでしょうか?

 

 St Louis について→

 ~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~

Size

W6.5cm  H12.2cm 

制作年代

1900~1920年頃

マークの有無 

:無し 1936年より前の作品のため

作品状態

:良好

仕入れ先と時期

:フランス  2023.8