レリーフが美しいケーキスタンド
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【WEDGWOOD-Jasper ware】
チーズやケーキのためのスタンド
アンティーク ウエッジウッドのジャスパーケーキスタンド(チーズスタンド)をご紹介いたします。
今回の作品について、ケーキスタンド(ケーキドーム)と言っていますが、コレクターズガイドの書籍には「チーズ スタンドCheese Stand」と紹介されています。
同時期に仕入れた奥にある小さめの蓋物はバターディッシュとなり、手前の大きめのドームはチーズを入れておくためのものでした。
チーズを食す文化が根付いているヨーロッパ。しかし、18世紀はあまり食べられることはなく、食間の余韻を楽しむためにフレッシュチーズが出ることがある程度だったようです。
それが、19世紀に入ると、食事の後にチーズを楽しむようになります。そして、この時期に、チーズに合わせてたさまざまなチーズスタンドなどがクリスタルや陶磁器で作製されました。
今回、「ケーキスタンド」と紹介しているのは、この大きさのドームにチーズを入れるよりは、ケーキなどに使っていただく方が良いかなと思い、ケーキスタンドとさせていただきました。
もちろん、ケーキだけではなく、フルーツを保管したり、チーズ、焼き菓子を置いたりと、多様にご使用いただいて良いのかなと思っております、
そして、作品でまず目が行くのは、トップのレリーフです。
薄く繊細なレリーフが大変美しく、繊細な凹凸は見ているだけで引き込まれてしまいそうです。
側面のレリーフのパターンも多く、どの場面を見ても新しい発見がありそうですよ。
天使が矢を持ってる場面なんかは物騒な気持ちになりそうですが、このスタンドの題名から考えられるストーリにも触れておきたいと思います。
レリーフの題名は「Cupid and Psyche」 「クピートとプシュケ」
ローマ神話・ギリシャ神話、とても有名で、語り継がれ続けるお話。その一場面をご紹介します。
あるところに3人の美しい女王がいました。
特に、末姫のプシュケは最も美しく、その美しさは神々しいほどでした。
そして、本来であれば女神ウェヌス(ビーナス)に向けられる人々の敬意が、プシュケに注がれることにビーナスは怒り、息子であるクピート(キューピッド)にその愛の矢を使って、卑しい男性と恋させるように命じます。
クピート(愛の神)は喜んで母の命令に従い、プシュケの元へ…
しかしその美しさに驚き、自分に矢を刺してしまい恋に落ちてしまいます。
物語はその後も続きますが、今回の場面はそんな一部を現しているのかもしてませんね♪( ´θ`)
「Cupid and Psyche」は様々な解釈があります。また、ディズニーの映画「美女と野獣」はこのお話が元になっているとか。
そんなストーリを感じながら焼き菓子を焼いておもてなしするもの楽しいかもしれないですね♪
その他のアンティーク作品との相性もばっりちだと思います(*^^*)
※ケーキスタンドと一緒に撮影していたバターディッシュは、トップの持ち手の部分に修復歴があります。ご希望の方は直接お問い合わせくださいませ。
Size |
全体:W23.0cm H13.4cm :ロイヤルブルー |
制作年代 |
:1891〜1908年頃 |
マークの有無 |
:MADE IN ENGLAND WEDGWOOD |
作品状態 |
:良好 |
仕入れ先と時期 |
:米国 2022.5月頃 |