【WEDGWOOD- Jasper ware】

ディップドカラーのCup and Saucer

販売価格 価格 ¥48,000 通常価格 単価  あたり 

税込

【WEDGWOOD-Jasper ware
繊細なレリーフのC&S
 

ウエッジウッドの作品は特にポットやC&Sが人気のようで、C&Sの希望をいくつかいただきましたので、珍しいC&Sを仕入れてみました。

 

過去にもお伝えしましたが、今回は、ウエッジウッドのジャスパーには「ディップドカラー」「ソリッドカラー」という2種類があるというお話からスタートします。

 

「ディップドカラー」
 胎土に色素を含ませず、外面を青や緑などの色で覆ったもの。下図のように内側が白くなっており、外側に色を覆っており、アンティークの作品に多い技法です。

 

「ソリッドカラー」

ソリッドカラー

胎土に色素を含ませたもの。現在はこの制作方法が主流。
近年のジャスパー作品はほとんどがこちらですが、素地に色素を混ぜているため内側も素地の色をしております。

 

どちらがいいとかではなく、「お好みかな?」と思いますが、アンティークの作品は前者の「ディップドカラー」がほとんどです。なので、Antique Serendipity ではこちらのタイプが多くなってしまいがちです(#^^#)

 

そして、今回の作品がどうして珍しいかというと、ディップドカラーの場合、内側はそのまま素地の色になることがほとんどなのですが、内側にも色を付けているのは初めて見ました。
「それはなにか違うの?どう特別なの?」と思われるかもしれませんよね(笑)
純粋に珍しいって思うことと、素地のままの白い状態だと、コーヒーのシミが残ってしまったり、100年も経つと素地の油が染み出てくるのですが、内側に色を付けることでそれを目立たなくしています。
※作成時にそれを考えて行ったというよりは、結果的にそういう効果があるということです。
   
ハンドル部は素地の色そのままにして、通常よりスタイリッシュな取手になっています。このようなスタイルも珍しいですね♪
  
今回のC&Sはとても状態がよく、またレリーフが繊細です(#^^#)
ウエッジウッドのコレクターズブックにも掲載されており、100年以上の経過を全く感じない新品のようなC&Sです。
1年前にアンティークのウエッジウッドジャスパーをご紹介するようになってから、この1年だけでも仕入れが難しくなってきており、今後同じように状態が良いものを見つけられるのか分かりません。
  
アンティークのジャスパーは実際に使用されていることが多く、欠けや汚れがひどく、クリスタルガラスや磁器の作品を見つけるよりも難しいことがだんだん分かってきました。
そのため、数多くをご紹介できないかもしれませんが、良いものが見つかり次第仕入れていこうと思っております♪
 

 ~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~

Size

種類

Cup:W10.5×9.2cm H6.1cm
Saucer:W13.8cm   H3.0cm
:180ml (Full)
:ロイヤルブルー
:ディップドカラー

制作年代

1891~1908年頃

マークの有無 

Cup:WEDGWOOD 
Saucer:WEDGWOOD ENGLAND

作品状態

:良好

仕入れ先と時期

:イギリス  2022.5月頃