【WEDGWOOD- Jasper ware】

170年以上前の技術を伝えるソーサー

販売価格 価格 ¥48,000 通常価格 単価  あたり 

税込

【WEDGWOOD-Jasper ware
ロープが伝える技術の高さと歴史 

 

今回の作品はカップがないにも関わらずソーサーに施されたロープのレリーフに驚いて仕入れました。
そして、届いたソーサーにまじまじと見入ってしまいました。
170年以上前に作られたこのソーサー、販売せずにAntique Serendipity のコレクションにしようかと今なお迷っているほどです…(笑)

  

wedgwod saucer rope


アンティークの作品にはまっていくと、だんだんとその技法の難しさや、みるからに手間をかけているものに稀少価値を感じてしまいます。

多分、興味のない方からしたらなんでもないソーサーなのでしょうが、コレクターからするとテンションが上がるソーサーだと思います(#^^#)

このロープの部分はどうなっているのでしょうか?

このねじりは下まで一周しているわけではないのですが、それでもどのような型を使ったのか不思議です。

ロープ状だけでなく、その周りもとても細やかなレリーフがついており、これだけぎっしりなのに重たく感じないのは、きっと繊細さが魅力を生み出しているのでしょうね。

ロンドンのV&A美術館にこの技法が施されたポットが保管されています。(1790年〜1800年製造)
V&Aの作品サイト↓
http://collections.vam.ac.uk/item/O308546/object-josiah-wedgwood-and/teapot-and-cover-josiah-wedgwood-and/

さらに、今回の作品はカップがあるとこのようなデザインだったようです。

Wedgwood C&S
Wedgwood Dancing Hours
C&S 1850


このねじりのレリーフは1790年ごろにはつくられ、1850年頃から次第に生産されなくなっていったと言われています。
1850~1950年は移り変わりが激しく、大量生産が主流になると、職人による高い技術はその歩留まり(ぶどまり)の悪さから次第に作られなくなります。

アール・ヌーヴォーが最も華やいだ芸術運動と言われるのは、技術やその職人の感性が最も長けていた時代だったからなのかもしれません。

カップはないのですが、希少価値のあるソーサー。
少し価格は高くなりますが、同じのは見つけることができないのではないかと思っています。

状態はとてもきれいなので、アクセサリー置きなどにしていただいても良いかもしれませんね**

 ~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~

価格
Size

種類

:¥48000
:Saucer:W13.0cm H1.8cm
:ペールブルー
:ソリッドカラー

制作年代

1850年頃

マークの有無 

WEDGWOOD 

作品状態

:良好 ソーサー裏にしみあり

仕入れ先と時期

:イギリス  2021.11月頃