シンプルなボンボニエール
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【WEDGWOOD-Jasper ware】
優しい色味ペールブルーのボンボニエール
この当時のペールブルーは種類が多く、現代とは一味違うお色目ですが、とても鮮やかな水色のボンボニエールを入荷いたしました。
前回紹介したWEDGWOODのSt Louisというシュガーポットとも、若干色合いが違い、こっぽりとしてて愛らしい作品です。
ボンボニエール【 Bonbonnière】のイメージはどのようなものでしょうか?
日本では宮中宴会の記念品として意匠を凝らした菓子器や工芸品がボンボニエールの名で呼ばれているので、その印象が強い方もいるかもしれませんが、語源はフランス語で、ボンボン(Bonbon、糖衣菓子・砂糖菓子)を入れる菓子器を意味しています。
今回の作品は3か所に配置されたレリーフと、蓋にはどんぐりのレリーフが付けられており、Wedgwoodらしい上品さを感じる作品ではないでしょうか。
今回もレリーフを一つピックアップしてお話を深めてみますね(^^)/
メトロポリタン美術館(The Met)にも同レリーフの作品を所蔵しております。
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/191827
杖が医療・医術のシンボルになるAesculapius
注目したのはギリシア神話に優れた医師として登場するAesculapius-アスクレーピオス。医術の技で死者すらを蘇らせたことから、後に神の座についたと言われています。
レリーフはアスクレーピオスが若者の足を治しているところが描かれております。
アスクレーピオスのそばには蛇がいますが、通常、アスクレーピオスは蛇が巻き付いた杖をもっています。
この杖は今なおシンボルとされ世界中で見ることができます。
世界保健機関の旗 (Wikipediaより)
スイスの救急車 (144の左にあるのマーク)
医神として現在も医学の象徴的存在となっているアスクレーピオスのレリーフはWedgwoodのジャスパー作品にもよくみられます。
今の時代、特に医療の大切さ、偉大さに気づく日々なので深堀してみました。
ボンボニエールのイメージとは全く異なったお話になってしまいましたが、小難しいギリシャ神話、こんな話からでも少し興味を持つと面白いかもしれません(^^♪
今回のボンボニエールはあまり見つけることができない形なので、レア度は高く、状態もきれいなのでお勧めです(#^^#)
~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~
Size |
:W11.3cm H11.0cm |
制作年代 |
:1898~1908年頃 |
マークの有無 |
:底 WEDGWOOD MADE IN ENGLAND |
作品状態 |
:良好 |
仕入れ先と時期 |
:スイス 2021.8月頃 |