【Antique St Louis】

ボンボニエール

販売価格 価格 ¥88,000 通常価格 単価  あたり 

税込

【 Antique St Louis 
アザレアのお花がデザインされたお菓子入れ

 

※蓋の内側に欠けがあるので、必ず画像を確認くださいませ。

4月から5月に咲き誇る「西洋ツヅジ」のアザレアの花がデザインされたサンルイのボンボニエールをご紹介いたします。


アザレア(西洋ツツジ)
wwikipemediaより

ボンボニエール(Bonbonnière:フランス語)とは、ボンボンBonbon(糖衣菓子・砂糖菓子)を入れるための菓子器のことです。

日本では皇室のお祝い事の品というイメージがありますが、もともとはフランスやイタリアなどのヨーロッパ諸国で親しまれていた、贈り物でした。


ヨーロッパでは、結婚や出産などのお祝いに砂糖菓子を贈る習慣があり、それらを収める器として、さまざまな装飾が施された豪華なボンボニエールが作られていました。なかには純金で作られたものもあるほどです。

今回のボンボニエールは、明るいレモンイエローが爽やかで、春の訪れを感じさせてくれます。


全面に施されるエッチング技法は、まるでステンドグラスのように柔らかな光を反射させ、花瓶や、リキュールセット、トワレセットといった人気のラインナップで造られました。

技術工程が複雑なこともあり、日常使いの食器類にはあまり使用されない技法だったため、グラスや器などは希少性が高いです。

このアシッドエッチング技法が流行った時代は、まさにアール・ヌーヴォーの全盛期でした。「新しい芸術(アール・ヌーヴォー)」の名のもと、植物のモチーフや曲線美が広がり、フランスを中心に世界中にその潮流が広がりました。
「森から生まれた芸術」と呼ばれることもあるように、自然への敬意と調和が表現されたスタイルは本ボンボニエールにも通じています。優しい色合いが、春から夏のテーブルに爽やかな印象を与えてくれそうです(*^^*)

 

【アシッドエッチング技法】


写真に見られる繊細な地模様は、フッ化水素酸によってガラスの表面を腐食させ作り上げます。この新技術が1864年に確立すると、フランスの上流階級の貴婦人に広く愛されました。
残念ながら、この技法は、作業工程ででるガスが人体に影響があるとされ、わずかな期間しか作ることができず、今ではアンティークサンルイを代表する技法として人気を博しています。

 ※蓋の内側に欠けがあり、金彩の剥離、スレの状況など、使用感が見られます。完品ではないことをご了承の上、ご検討ください。
欠けがある状態の価格設定となります。

 ~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~

Size

:W11.5cm H7.0cm

制作年代

1900〜1920年頃

マークの有無 

:有

作品状態

欠け、 金彩の剥離、器にスレがあります

仕入れ先と時期

:フランス  2025.3月頃