St Louisの花瓶
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【Antique St Louis】
エッチングの花瓶
今回ご紹介するのは、涼やかなSt Louisの花瓶です。
1900年前後のサンルイ社・バカラ社は共に多くのデザインの花瓶を製作しています。
現代ではカットの花瓶が多いイメージですが、当時、技法の開発に挑戦していた両社は様々な表現で花瓶を作り上げました。
1900年前後というのは、各国で万国博覧会などの展示会が多く開催され、産業技術の発展を競っていました。両社は万博に出展しグランプリを受賞するなど、技術を見せつけるための美術的価値の高い花瓶から、日常で使用できる花瓶まで幅広く製作していました。
フランス、ビッチュ村にあるサンルイの美術館には、その歴史的な作品が多く展示されています。
サンルイは様々な花瓶を製作しているのですが、当時から一つの作品について「数」を多く手がける会社ではないため、見つけるのは至難の技です。
今回ご紹介している作品は、このように、切磋琢磨して技術の革新に励んでいた時代の花瓶になります。
花瓶は大変シンプルに見えますが、この技法は今では作ることができなくなっている全面に施されたアシッドエッチング技法の花瓶です。
※アシッドエッチング(酸化腐食)技法
グラスにパラフィンなどを塗り、その上から模様の形に彫刻針で削っていき、酸に浸すと削られた部分のみが腐食して柄になるというヨーロッパで古くから使われている技法。 しかし、使用時に薬品から出る臭いを吸い込むと体内に影響を及ぼすとされたので使用が制限され、この当時のみ作られた技法。
お花が主役になれるデザインであり、大ぶりで背の高いお花でも使用していただけます。
現在のモダンなお部屋にはよくあうエレガントな花瓶ではないかと思います。
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Size |
W 12.2cm H 29.7cm |
制作年代 |
:1900〜1920年頃 |
作品状態 |
:良好 |
仕入れ先と時期 |
:フランス 2022.05月頃 |