Henry Gabert シュガーシフタースプーン
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お砂糖用の贅沢なシフタースプーン
フランス製の穴あきのスプーンを仕入れました。
スプーンなのにどうしてこんなに穴が開いているのでしょうか…(^^)?
これだけ穴があると、スプーンですくっても意味ないですよね…? でも、そこがポイントなんです。
さらさらと落ちていくことが目的のスプーン、実はお砂糖用のスプーンです。
砂糖が大変貴重だった時代、そして、気候の厳しいヨーロッパでは甘い果物を作ることが難しかったため、フルーツをいただくときにお砂糖をかけて食べることが贅沢とされていました。
そして登場したのがこの「シュガーシフタースプーン」
お砂糖が入った入れ物から、すくって雪を降らせるかのように果物にふりかけます。上質なスプーンはデザインも思考を凝らして作られました。
イギリスから始まったようなので、英語で「Sifter」=「振るい」の名がついています。
今回のスプーンはフランスのHenry Gabert(1882年-1901年)工房による作品で、永年の時間経過によりヴェルメイユ(金メッキ)は多少落ちていますが、落ち着いた印象になっています。
Henry Gabert作の「A La Russe」と名付けられたシリーズ。
「ロシア風」のという意味で、300年続いたロマノフ王朝の晩年期、ロシアではローマやギリシャのデザインを融合させた建築が作られ、ヨーロッパでも「Russe」と名付けられたデザインが流行りました。
世の中の流れを考えると、サイトにアップするべきか悩んだのですが、アンティークの作品は様々な歴史を生き抜いてきて、現代の私たちに過去の出来事を伝えてくれています。
「今も、いずれは歴史として語り継がれる日がくるよ」と教えてくれているように感じます。
マークは「工房のマーク」と、大変小さく見えにくいのですが「イノシシの頭」純銀800/1000が入っています。
※イノシシの頭はパリで製造されたものに付けられた刻印です。
ケーキ作りの最後や、フルーツに…
とってもお洒落に使えそうですね(*^▽^*)
~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~
Size |
:W20.3×6.5cm. H3.6cm |
制作年代 |
:1882 -1901年頃 |
マークの有無 |
:工房のマーク いのししの頭 純銀800/1000 |
作品状態 |
:ヴェルメイユ(鍍金)が落ちてますが状態は良好です。 |
仕入れ先と時期 |
:フランス 2022.2 |