バター、ソルト&ペッパーディッシュ
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細工が繊細なバターディッシュ
Antique Serendipityが2022年入って最初に仕入れた作品をご紹介いたします。
前回仕入れたバターディッシュに続き、今回も大変上質な作品を仕入れることができました。
細やかな細工、そして彫刻、とても美しいセットです。
クリスタルの部分はシンプルですが、そのことがシルバー細工の繊細さを強調しているように感じます。
フランスの純銀(スターリングシルバー)の純度は2種あります。
銀は物質として柔らかすぎて銀だけでは固体としては扱うことができず、通常は何かと混ぜて作られます。
例え1%でも銀が入っていると「シルバー」と呼べてしまうのですが、純度100%に近くものを「純銀ースターリングシルバー」と呼びグレードが2種に分かれています。
【純銀-スターリングシルバー】
一般的に銀を95%含んだ【1 premier 】と、80%の【2 deuxieme】に分けることができます。
※1973年以降はファーストは92.5%以上に変更されました。
フランス製のものは【Minerve】のマークに1 or 2の文字が一緒に付けられており、マークから純度を確認することができるようになっております。
ミネルヴァ: Minerveとは、詩・医学・知恵・産業・魔術を司るローマ神話の女神で、スターリングシルバーのマークにこの女神が選ばれた理由は分かりませんが、1838年以降から近代まで続くフランスの純銀ホールマークとなっています。
状態について、バターナイフは使用されていたようで若干金メッキがはがれており、シルバーのマークも見えにくくなっております。
しかし、それ以外は大変状態がよく、スプーン(2種)、そして取手の左右には【ミネルヴァ1】がはっきりと印付けられております。
※画像では分かりにくいかもしれませんが、本作品はミネルヴァ1に、金のメッキでコーティングされています。
バターナイフには彫刻で繊細に花のデザインが彫り込まれ、細かい部分にまで手をかけ上品さを感じることができる作品です。バターナイフ、そしてスプーンの取っ手にも同じお花が施されています。
サイズは少し小ぶりな作品です。
テーブルに置いていただくと、とても愛らしい演出をしてくれるのではないでしょうか。
当時のオリジナルのボックスがついております。
しかし、こちらは少し汚れが目立つため、撮影時は箱に入れましたが、保管は別にしております。
発送時も分けてお送りいたします。
100年以上経過しているとは思えないほど状態が良く、そして気品を感じるデザイン、今でもご使用いただけるお勧めのお品となっております。
~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~
Size |
全体:W17.3×10.0cm H2.7cm |
制作年代 |
:1880-1910年頃 |
マークの有無 |
:取手(左右それぞれ) |
作品状態 |
:バターナイフは金がすれています |
仕入れ先と時期 |
:フランス 2022.1 |