Saglier frèresのバターディッシュ
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細工が美しいバターディッシュ
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素敵なバターディッシュを入荷いたしました。
2種のうち、一つ目はシルバープレート（銀メッキ）の作品です。
細工が細かくとてもかわいらしいデザインです。
銀メッキというと、なんだか素材がよくない印象を受けるかもしれません。
しかし、19世紀に飛躍的な発展を遂げたメッキ技法による作品の多くがアール・ヌーヴォーの時代と重なり素敵な出来栄えなので、Antique Serendipityではご紹介したいと思っております。
階級社会がはっきりとしていた時代、王室には何人もの執事がいて、銀を磨くという仕事をする人々がいました。
しかし、フランス革命後に民主化が広がると、徐々に貴族は領土を手放し、執事の数を減らすなど必要になる流れになります。
そのような時代において、メッキの作品はお手入れも簡単で気軽に使うことができると、一躍広がります。
クリストフルも、この時代に純銀の作品（スターリングシルバー）とスズにシルバーメッキした作品を作り出していきます。
【親子三代に渡って使える】と言われて大切にされたことから、当時のメッキ制のシルバープレートの作品はあなどれません^ ^
今回の作品は、フランス パリに工房を構えた【Saglier Frères】のものです。
ホールマークはトレーの裏に2種あります。
VとSの間に帆船が書かれており、こちらは1870年にビクターサグリエ（Victor Saglier）が創業した工房のマークです。
その後、1894年に２人の息子（ユージーンとアンドレザクリエ）兄弟が事業を引き継ぎ、Saglier Freresに社名を変えました。3つ並んだっ★のマークの上にS★Fの文字（Saglier Freres）はこちらの工房を表しています。
1947年には閉鎖されますが、王室御用達のクリスタル工房のサンルイのスタンドを手掛けるなど、フランスにおいて幅広く活動していた工房です。
バターを入れるクリスタル部分は、型吹きのクリスタルガラスですが、光が当たるとテーブルの上でキラキラと美しく映えるでしょう。
朝食、Tea Time、もしくは夕食、どの時間のテーブルにも優雅なきらめきを与えるバターディッシュは、様々なにお使いいただけるアイテムになると思います。
※シルバーのアンティーク感がお好きな方がいらっしゃると思いますので、まだ磨きは行っておりません。
どこまで綺麗な状態になるかわかりかねますが、磨いた状態をご希望の場合は、ご納品前に行いますのでお知らせくださいませ。
●2種目のスターリングシルバーのバターディッシュはこちらより御覧くださいませ。
↓クリック↓
～下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます～
Size |
全体：W18.3cm. H9.6cm |
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制作年代 |
：1890-1930年頃 |
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マークの有無 |
：プレートの裏 |
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作品状態 |
：銀にスレや色落ちがあります |
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仕入れ先と時期 |
：フランス 2021.10 |
