草花デザイン ドイツ製のグラス
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【German Antique】
芸術的なホックグラス
在庫:6客
※価格は単品価格
優美で芸術的なドイツ製のホックグラスをご紹介いたします。
この美しいグラスのボウル部分は黄緑地になっており、「金彩」「銀彩」と、白色や黒色のエナメル彩よって草花が豊かな表現で描かれています。



このグラスは、言葉で説明するよりも、実物を見てほしいと心から感じるグラスですね(*´꒳`*)
なので、今回はドイツのアンティークガラスについての解説してみようと思います。
ガラス製造の歴史は4000年近くあるのですが、現代につながるヨーロピアンガラスとなると、15世紀ごろからのヴェネチアンガラス、続いて、ボヘミアンガラス、その後にイギリスやフランスのガラスが有名な地域として挙げられます。
ボヘミアの地域は、王室の庇護の下、18世紀ごろには独占的にガラス産業が発展し、世界中の王侯貴族から求められる存在として君臨していました。

チェコ(ボヘミア)
ドイツ(ザクセン)
ポーランド(シレジア)
そして、ボヘミアに近いドイツ(ザクセン)では、共にガラス産業が発達していきました。
この時代はクリスタルガラスは王侯家族のための高価な存在だったため、19世紀になると、急速に発展を遂げたイギリスやフランスにその座を奪われてしまいます。
しかし、この周辺のガラス産業が途絶えたわけではなく、現在まで続いています。
今回ご紹介しているグラスは1900年頃の作品。
この時代はフランスのガラスが世界を席巻しているものの、19世紀後半から20世紀初頭のドイツでは、アール・ヌーヴォーの流れは独自の「ユーゲント・シュティール-Jugendstil」と呼ばれる言葉で流行が広がります。
この流れを伴ったデザインのグラスが、まさしく今回のグラスです。
ドイツやポーランドのアンティークグラスは制作した工房を特定することは難しいのですが、他国にはない独特な表現があり、また数が少ないため、現在では大変希少性が高くなっています。

絶対的な数が少なく、丁寧なデザインのグラスは次に今後、いつ出会えるか検討もつきません。
ぜひ、この機会にいかがでしょうか。
※グラスの縁、ステムのドレープ部分の金彩が剥離しているのもが多く、画像の確認をお願いします。
ボウル部分の草花は状態が良いです。
Size |
:W8.0cm H20.3cm |
制作年代 |
:1900年頃 |
マークの有無 |
:無 |
作品状態 |
:使用感あり |
仕入れ先と時期 |
:オランダ 2025.1月頃 |