お花が彫刻されたC＆S
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クリスタルガラスのC＆S
SOLD OUT
今回新しく仕入れたのは、お花のデザインのとても愛らしいクリスタルガラスのカップ＆ソーサー です。
状態が良いので1客のみを撮影しております。
このC&Sは、クリスタルガラスでよくみるカット技法ではなく、曲線までを描くことができるグラビュールという彫刻技法でお花などが表現されています。
タイユグラビュール技法と呼ばれ、回転軸に取り付けた円盤に、グラスなどの表面に描いたデッサンを彫り込んでいきます。
この技法はボヘミアンガラスの出現とともにボヘミア地方を中心として発達し、ヨーロッパ全土に伝わり、薄いグラスに彫刻することは習得が非常に難しく高度な技術が必要となります。
今回のカップ&ソーサーは重さもあるのでクリスタルガラスですが、響きから鉛の量がバカラやサンルイよりは若干少ないように感じるため、価格がお安くなっております。
※クリスタルガラス
光の屈折率が1.545以上のガラスを指し、酸化鉛は24％以上を超えるものをいいます。バカラやサンルイのような上質なクリスタルガラスは輝きを求め鉛の含有量が30％と高い水準を維持しました。
鉛が多くなればなるほど輝きを増しますが、素材は重く固くなります。
彫刻技法は固くなるほど割れる確率が高まり難しいとされ、30％の鉛で作る工房は限られていました。またイギリスなどでは固いクリスタルガラスではなく、ソーダガラスやカリガラスなどが使用されました。
グラビュールが美しいオーストリアのロブマイヤーはカリクリスタルガラスを使用しております。
今回はの作品はクリスタルガラスの輝きを放ち、底のカットも丁寧に施されています。
お皿は作成時に平らにすることが難しいとされ、作られている数は少なく、カップとのぐらつきがあることが多いのですが、今回の作品はその箇所もしっかりと計算されて幾重にも手間をかけることで安定感よく作られています。
なかなか手に入れることができないＣ＆Ｓの作品は是非とも手に取っていただきたいお勧めの作品です。
※本作品は単品での価格となります。
※クリスタルガラスの作品なので、熱湯は使用しないでくださいませ。
※底にスレなどもなく良好な状態ですが、ご希望の際にはそれぞれの画像をお送りいたしますので、ご連絡くださいませ。
～下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます～
Size |
Cup：W9.0cm H5.3cm 容量:105ml (full) |
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制作年代 |
：1930-1940年頃 |
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マークの有無 |
：無 |
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作品状態 |
：良好 |
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仕入れ先と時期 |
：フランス 2021.10 |
