ローゼンタールのデミタスC&S
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デミタスサイズの可愛いC&S
濃紺と金彩が印象的なC&Sをご紹介します。
ドイツの工房、ローゼンタール製 1898年〜1906年につくられた作品です。
Rosenthal ローゼンタールは1879年、フィリップ・ローゼンタール1世がドイツ南部バイエルン州エアカースロイトの城に絵付師と共に工房を開きます。
最初は、他の工房から仕入れた白い磁器に絵付けをして販売していましたが、1891年、良質な陶土の産地であるゼルプに自社工場を建設し、高品質な磁器の生産を開始しました。
そうしてローゼンタール社は、ヨーロッパを代表する磁器メーカーとして成長し、現在では高島屋に店舗がある世界的に有名なカンパニーです。
今回のC&S、買付時のお話をしてみましょう。
ロンドンでいつも立ち寄るマーケットにイギリスのC&S専門のお店があります。
それはもう、小さいな小さなお店の中にところ狭しとカップ&ソーサーが(笑)
店主の方がかなりご高齢なので、最近では「新しいものはない」という位置付けになりつつあります。
しかし、私は好きなので立ち寄ります(笑)
なにか発見があるかもしれないという好奇心です。
そして、今回見つけたのがこちら、ローゼンタールのC&Sでした。
本当は、ウエッジウッドを探していてヴィンテージ品を見つけたのですが、かなり高い場所に置いてありまして…。
店主さん、「取れないなぁ…。」と周りのお店の方も巻き込んであれやこれやをしましたが、体重をかけると棚が崩壊してしまいそうなので、私も購入する可能性も低かったため、「もういいですよ(´-`)」と諦めかけた時に、目の前にこの濃紺色が飛び込んできました。
イギリスの陶磁器のエキスパートの方のお店なので、最初はイギリスのコールポート窯で作られたC&Sかと思ったのですが、店主さん、裏印をみて、「これはイギリス製ではないわね。オリエンタルよ。どうぞどうぞ…」とイギリス製でないとテンション低めの雰囲気にも笑いそうになりました(笑)
そして、渡されたC&Sの鎌印をみて、「ローゼンタールではないですか…♪( ´▽`)」と心の中で呟きました(笑)
次のアンティークショップの方にもこの話をしたところ、「彼女はイギリス陶磁器のエキスパートだから、他国のものはオリエンタルでひとくくりにしてしまうのよね。こんなイイ物がまだあのお店にあったとは、驚きだわ。」と太鼓判をいただきました(^_^)
印象的な濃紺色は、日本では瑠璃釉と呼ばれ、釉薬にコバルトをを混ぜて深い藍色の焼き物を作り出します。
豪華な金彩を濃紺が引き締め、ジュールの水色がアクセントでとても上品なC&S。
カップの底の立体的なデザインもとても可愛くて、お花のような作品です。
コレクションに仲間入りさせてみられてはいかがでしょうか?
~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~
Size |
:Cup W5.3×7.2cm. H5.3cm |
制作年代 |
:1898年〜1906年 |
マークの有無 |
:鎌印 |
作品状態 |
:B 金彩のスレ |
仕入れ先と時期 |
:イギリス 2022.10 |