1929年製のロイヤルウースター C&S
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ジュールが大変美しいロイヤルウースター
普段はあまり陶器類は仕入れないのですが、2022年のヨーロッパ買付時にロンドンで見つけたロイヤルウースターの淡いエメラルド色のC&Sがとても美しかったので、持ち帰ることに決めました。
【ロイヤル ウースター窯 RoyalWorcester】
イギリス ウスター地方で、医師ジョン・ウォールと薬剤師のウィリアム・デイヴィスを含む15人の出資者により創業した窯です。
フランスのクリスタルガラスの工房、エミールガレやバカラなどの歴史において、ジャポニスム作品は大変重要なので、その時代の歴史的な作品はジャンルを超えてみるようにしています。
その点から見ると、ロイヤルウースーターはジャポニスムの時代に日本趣味の作品を多く手がけているので、店主にとっては馴染みがあるのですが、国内での西洋陶磁器のジャンルではあまり認知されていないかもしれません。しかし、高い技術を施した作品が多く、コレクターにとっては重要度の高い窯だと思います。
1751年創業のウースター窯が「ロイヤル」の称号を得られたのは1789、国王ジョージ3世が窯を訪れ、翌年に英国の陶磁器界で初めてロイヤル・ウォラント(王室御用達勅許状)を授けられます。
20世紀後半に各国で開催された万国博覧会にも多くの作品を出品しています。
同じ窯が作ったとは思えないですが、今回の作品はロイヤルウースーターのジュールが大変美しく、繊細に作られたC&Sです。
産業が進み、ヨーロッパの陶磁器は転写の技術が多くなっている時代なので、金彩の部分は転写となりますが、ジュールはもちろん職人が一つ一つ手がけています。
縁や取手の金彩は筆書きとなります。
そして、同デザイン、同色合いのC&Sは、イギリス王室御用達のジュエリーブランドのアスプレイのサインが入っているものも存在するので、ジュエリーブランドのアスプレイも認めた、拡張高いデザインと言えるでしょう。
※注意:本作品はアスプレイのマークは入っておりません。
陶磁器は世界的にもコレクターが多く、歴史的なC&Sはどんどんと市場から消えていっています。コレクションアイテムになるC&Sをぜひいかがでしょうか?
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Size |
:Cup W5.5×7.5cm. H5.5cm |
制作年代 |
:1929年製 |
マークの有無 |
:鎌印 |
作品状態 |
:B 金彩のスレ /ソーサーにスレ |
仕入れ先と時期 |
:イギリス 2022.10 |