Salt Cellars ペアセット
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ミネルヴァのマークがつくソルトセラー(セット)
ちょうどよいサイズのフランス製のソルトセラーを見つけました。
ソルトセラーとは20世紀前半ごろから急に見かけなくなるのですが、歴史は古くローマ時代にはすでに存在していました。
その名の通り、お塩を入れる専用の入れ物です。
現在では毎日のように使うお塩ですが、17世紀ごろまで大変貴重で、食卓でも主人に近い上座に置かれていました。
そのため、希少な塩を入れるソルトセラーも豪華に作られ、当時のものは美術館などで保管されていますが数十億の価値があるものも存在します。
当時はお塩を入れる容器で身分の高さ、高貴さをも象徴し、各来賓の前に置かれるようになると、「どこ産の塩を持っている」というのを見せつけていた時代もあります。
上座となる来賓の席を「above the salt」、下座の席を「below the salt」と言っていたほどです。
そして、19世紀になるとこのような可愛らしいスタイルになります。
19世紀〜20世紀には、これぐらいの大きさの入れ物に入れ、来賓の人数分食卓に並べられました。そのため、セットで箱に入っているものも多いです。
基本的には、シルバーの加工、その中にガラスが使用されていることが多く、ガラス部分は透明か、もしくは青色のものをよく見かけます。
その後、現代のようなサラサラとしたお塩が19世紀後半につくられるようになると、ソルトセラーは作られなくなり、姿を消すようになります。
時代の移り変わりによって、必要ではなくなるものがあるのですね…。
続いて、作品状態ですが、ソルトセラーは使用されていることが多いので、ガラス部分に欠けが入りやすいのです。しかし今回の作品にはチップなどはありません。
注意点としては、今回のセットは、入れ物とスプーンの工房は異なります。
どちらも同じミネルヴァ 1st(純銀950度)のマークが入っているため、同レベルのスターリングシルバーとなります。
色合いも、内側がヴェルメイユ(金メッキ加工)がの残る入れ物と、スプーンのボウルの部分にも
ヴェルメイユが施されているので、セットで違和感なくご使用いただけます。
~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~
Size |
全体:W4.8×7.0cm. H2.8cm |
制作年代 |
:1880年〜1900年頃 |
マークの有無 |
:工房のマーク 2種 |
作品状態 |
:入れ物 内側汚れあり |
仕入れ先と時期 |
:フランス 2023.3 |