【Franch Crystal】

フルーツポンチのセット

販売価格 価格 ¥250,000 通常価格 単価  あたり 

税込

【French Antique】
Service for Fruits

 ※スプーン(K18)は別売りとなります。
 オプションにてご購入いただけます。

薔薇の絵が丁寧に描かれたフルーツのためのセット。
付属のスプーンにはオーダー主のイニシャルが入っておりK18で作られているので、格調高いセットであることがわかります。

この作品を見たときは、バカラ製かな?と思って購入したのですが、届いてみてみると、デザインのちょっとした部分、カップのボウルの大きさなどが若干バカラとは異なりました。

 

バカラやサンルイでも様々なデザインで、フルーツやフルーツポンチ用として作られていました。せっかくなので、バカラとサンルイのレゾネをご覧くださいませ。

1903-1904年 バカラ社のカタログページ
1908年 サンルイ社のカタログページ

 

今回は、フルーツポンチの歴史について話してみようと思います。

フルーツパンチ/ポンチですが、17世紀以前のイギリス周辺で生まれたようです。
蒸留酒・砂糖・レモン水・水・紅茶 または香辛料の5つの材料からできたカクテルようなものでした。

「5種」を意味する「パーンチ」(ヒンドゥー語)に由来してると言われ、イギリス東インド会社の船員がインドから持ち帰えり、それがヨーロッパに広がったようです。

パンチボウルという大き目のボウルに入れ、枝の長い柄杓でパンチ用のグラスに注がれたようです。

19世紀には冷たくして飲まれるようになったため、クリスタルの器も様々に作られたのですね(#^^#)

 

今回のものも大変素敵な作品です。
メインのフルーツを入れるガラスに描かれている薔薇の花の金彩が若干薄れている個所と、各種のグラスの金彩の状態もまちまちですが、とても上品なスタイルのセットになっています。

 

そして、本来ならガラス製のスプーンが付いているのですが、今回はオーダー主のイニシャルが入ったスプーンがセットされていました。

販売していたお店は、純銀(950/1000)に金メッキのマークよとのことでしたが、到着したスプーンについているのをよく見ると、【GOLD 金】1838年~1919年の3rdマークが入っているではないですか!

そうなると、スプーンは「K18」!?

シルバーやゴールド製品のホールマークは付け替えが簡易なので、日本国内にて非破壊検査にて成分分析をしてもらいました。

【K18ゴールド】のスプーンであることが確定いたしました。
非破壊検査の結果は、スプーンをお買い上げの方にお渡しいたします。

販売価格はポンチセットとスプーンをオプションで分けております。
双方希望の方は2種をお求めくださいませ。

スプーンはおよそ40gありますので、時価の価格とアンティークという部分を少し上乗せした価格をつけております。

 

オプションから選択していただけます。
フルーツポンチセット:¥250,000
スプーン【K 18 / 40g】:¥350,000

~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~  

Size 容量

ポンチ W16.2cm  H20.8cm
グラス W5.8cm H8.6 cm
トレイ W32.5cm H3.3cm
スプーン W3.0×23.0cm H1.2 cm

制作年代
マークの有無 

1880~1900年頃
:無

作品状態

:好
 金彩がすれてる箇所がありますので、画像をしっかりとご確認くださいませ。

仕入れ先と時期

:フランス 2022.8月