グリーンのグラデーションの小物入れ
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【Bohemian Crystal】
グラデーションが美しい入れ物
コロンとした小物入れを仕入れました✽
全体に金彩が描かれた豪華なデコレーションが特徴的な小物入れ。
金彩がこれほど使われてるのに、クリスタルの部分が鮮やかなグリーンのグラデーションになっているので、爽やかな印象を与えます。
トップの部分の金彩が少しだけ剥奪していますが、側面の金彩の状態は大変良好な作品です。
今回はボヘミアンガラスです(*^^*)
ボヘミアンガラスは、同じクリスタルガラスでもSt LouisやBaccaratのように鉛を使っているのではなく、「カリクリスタルガラス」と言われ原料が異なります。
「カリガラス」は、木の灰をアルカリ成分の原料として添加して作るガラスです。
Antique Serendipityでメインで扱うSt LouisやBaccaratは「鉛クリスタルガラス」。
光の屈折率度が高まり、重さや音の響きが美しく高級なクリスタルガラスと言われております。
鉛が多くなればなるほど輝きを増しますが、素材は重く固くなります。
イギリスなどでは鉛のクリスタルガラスではなく、ソーダガラスやカリガラスなどが使用されました。
グラビュールが美しいオーストリアのロブマイヤーも今回のボヘミアンクリスタルと同じ、カリクリスタルガラスを使用しております。
「カリガラス」を使用したボヘミアンガラスの歴史は古く、9世紀ごろから使われています。鉛のガラスが誕生するのが19世紀後半となるので、その差は大きく、ボヘミアンガラスは長年世界をリードしていました。
バカラを代表とするフランスのガラス産業も、元はボヘミアンガラスの影響を大きく受けているんです。
ボヘミアンガラスは、特に16、17世紀に世界を席捲していて、その繊細な彫刻された作品の多くは、時代的にも美術館級のものばかりと言われています。
今回は彫刻はせず、金彩のみで仕上げられたその雰囲気は中世の印象も残していますね(*^^*)
また、カリクリスタルガラスは環境にも良いため、現在、見直されてきています(*^^*)
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Size 容量 |
W10.1cm H5.7cm |
制作年代 |
:1900年頃 |
作品状態 |
:良好 |
仕入れ先と時期 |
:フランス 2022.6月頃 |