Henri Hage工房 パレ・ロワイヤルにあったお店のカトラリー
販売価格
価格
¥95,000
通常価格
単価
あたり
Mignardisesのためのカトラリーセット
シルバー作品が人気のようなので、かわいいセットを仕入れてみました。オリジナルボックス付きの小さくかわいらしいこのカトラリーはミニャルディーズ Mignardisesのためのセットです。
トング付きを探していて良いのを見つけました❤︎
ミニャルディーズとは?
Mignardises「ミニャルディーズ」とはフランス語で「可愛さ」とか「上品さ」という意味で、フランス料理の中では「食後の小さなお菓子」をそう呼びます。
フランス料理をいただくと、食後に一口サイズの小さな焼き菓子とかシューが出てきますよね?ミニャルディーズは、その中でもシューやエクレアなどを指すようで、それらを取り分けるためのカトラリーセットです(#^^#)
どこまでも贅沢な世界ですよね…。シルバーは様々な種類があり、使用人泣かせと言われたようです。
お手入れが大変だし、様々なスプーンの種類も覚えないといけません。
今回の作品は、Henri Hage工房の作品です。
細工が細かくてとても美しいセットです❤︎
純銀 ミネルヴァ 1st( 950/1000)のマークがあります。フルーツなどが触れるとシルバーは黒ずむことがあるため、トップの部分にはヴェルメイユ(金メッキ)がされています。
アンティークの作品ゆえ、ヴェルメイユは少しとれています。
しかし、状態は良く、このようなセットがあると、お菓子食べるのが楽しくなりそうですね^_^ もちろん、それ以外にも様々に使っていただけますよ♪
当時のオリジナルの箱もついております。
実は、この箱の内側に書かれている名前が結構重要でして…
Ch. Riebel
39 Palais-Royal と書かれています。
【PALAIS ROYAL-パレ・ロワイヤル】はリシュリュー宰相が建設した建物であり、、その後ルイ13世へ贈られた場所です。
ルイ13世が子供時代をここで過ごしたことから「パレ・ロワイヤル(王宮)」と呼ばれています。王族がヴェルサイユ宮殿に移った後は、アパートメントや店舗として貸し出されていきます。
今回の外側についてる箱には、こちらの場所が記載されています。
ここにあった店舗だということが分かります。
このお店が移転するときの広告が見つかりました。
Palais-Royalから移転する際のお知らせのようです。
お店の名前「Ch.RIEBEL」と金銀細工師という意味の「OREEVRE」などが左側には書かれ、右側のメッセージが移転をお知らせする文章です。
最後に「39」と「Palais-Royal」の文字も見えます。
由緒正しい場所にお店を出していた作品ということが分かります。
箱があることで、このようなことまで分かることもあります。
できるだけよい状態で後世に伝えていきたいと感じながら、カトラリーはできるだけ実際に使用して頂きたいなぁとも思う今日この頃です。
※金彩の部分は若干の色落ちがありますので、下図の画像をご確認くださいませ。
~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~
Size |
Box:W18.0×19.2cm. H4.4cm |
制作年代 |
:1890年~1898年頃 |
マークの有無 |
:工房のマーク ミネルヴァ 純銀950/1000 |
作品状態 |
:ヴェルメイユ(鍍金)が落ち、スレがあります |
仕入れ先と時期 |
:フランス 2022.5 |