Liqueur Service
販売価格
価格
¥180,000
通常価格
単価
あたり
【Antique St Louis/Baccarat】
リキュールセット
今回ご紹介するリキュールサービスは、アンティークのバカラかサンルイか…
どちらがという答えには辿り着いてない作品です。
実はそのような物が沢山存在することをお伝えしたくてご紹介しようと思いました。

18世紀後半のフランス、ルイ15世の元でガラス産業が開始されてから、サンルイとバカラは共にその発展をリードした工房でした。
1781年、サンルイはそれまで製造していたガラスではなく、硬く丈夫なクリスタルガラス研究に成功し、製造を開始します。
バカラも1814年にはクリスタルガラスの製造が可能となり、他社よりも質の高いクリスタルガラスを手掛け、2つの工房はフランスのガラス界を席捲する工房となります。
*クリスタルガラス
光の屈折率が1.545以上のガラスを指し、酸化鉛は24%以上を超えるものをいいます。バカラやサンルイのような上質なクリスタルガラスは輝きを求め鉛の含有量が30%と高い水準を維持しました。
鉛が多くなればなるほど輝きを増しますが、素材は重く固くなります。
彫刻技法は固くなるほど割れる確率が高まり難しいとされ、30%の鉛で作る工房は限られていました。
そんなバカラとサンルイ、実は業務提携をしていた時期があることはご存じでしょうか?
1832年、バカラとサンルイ、そしてジョワジ=ル=ロワ(Choisy-le-roi)はパリのパラディ―通りに共同で販売店舗を設置します。
そして翌年には大手の問屋とベルシー(Bercy)といくつかのクリスタル工場数社が加わり、Launay, Hautin et Cieを設立しました。
本社はパリにあり、1833年から1857年には共通のカタログが定期的に発行されていました。
バカラの歴史においても、アシッドエッチングの技法が開発されるのは1855年となっており、提携している期間と重なります。
※今回の作品の技法もアシッドエッチングで腐食させた部分に金彩を焼き付けてつくられています。
2社の作品がとても似ているのにはこのような理由もあるかもしれません。
実際に、バカラの作品がサンルイ美術館に飾ってあったりもしますし(*^^*)
このような理由から、サンルイとバカラ… どちらか分からない作品を、明確にする必要がないというアンティークショップも多くあります。
今回のリキュールサービスは、Antique SerendipityとしてはまだはっきりとSt Louis,Baccaratとは伝えられない作品です。
他社さんでも、サンルイをバカラ、バカラをサンルイとして販売しているのは良く見かけます。
サンルイかな…と感じるのはエッチングの柄ですね。
グラスの形状もサンルイっぽい。

実際に似たようなデザインがサンルイの【PASTEUR】というシリーズであります。
でもカラフの形はバカラより…

数年後に、なにかわかるかもしれないというのも楽しみですよね(^^♪
いずれにせよ、100年以上前に作られた質のクリスタルにエッチング技法のセットであり、特に王侯貴族がオーダーしていた時代の作品であるということ。
ちなみに、私は最初に見た時の第一印象は「サンルイだ!」でした(笑)
しかし、他社さんではバカラとして紹介されていました。
このように想いを巡らすのもアンティークの楽しさだと思ってます。
皆様はどう思われますか?
それにしても、かわいいセットです!
※画像に写っているシルバーのトレイは本セットには含まれません。
セットを希望の場合は、ご相談くださいませ。
~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~
Size 容量 |
カラフ:W8.7cm H20.6m 300ml(Full) |
制作年代 |
:1900年頃 |
作品状態 |
:良好 |
仕入れ先と時期 |
:フランス 2022.4月頃 |