【Lobmeyr】

イニシャル入り、繊細なグラス

販売価格 価格 ¥9,999,999 通常価格 単価  あたり 

税込

【OLD LOBMEYR】彫刻が美しいオーダーグラス

 

※ SOLD OUT

Lobmeyr イニシャル入りグラスをご紹介いたします。
前回、小さなリキュールグラスサイズを2客仕入れたのですが、すぐに販売となってしまったので、ロンドンの買付時に同じお店に在庫がないかを聞いてみたところ、「14cmの白ワインサイズを仕入れたところなの!」と教えていただきました。

タイミングが良く出会うことができました。

1910年ごろにデザインされた形のグラス。


ロブマイヤーでも有名なシリーズ:マリアテレジア(下図)という名のデザインも同型をしており、ロブマイヤーを代表する作品の形に、オーダー主のイニシャルが入っているグラスです。


このイニシャルが入ったグラスは、オーダーの際にリキュール・各種グラス・ゴブレット・ボウル&ソーサーなどのフルセットでオーダーされたものであることが分かっています。
当時はフルセットでオーダーするのが当たり前の時代でした。
贅沢が許される家柄の人々のみが可能だったオーダーのセット。どんな名家がロブマイヤーに依頼したのでしょうか…。
グラスを見ながら、当時を思うとその時間の経過を感じることができます。


グラスについてLobmeyrにて確認を行なっております。

ロブマイヤー 共同CEO Leonid Rath氏

ロブマイヤーといえば、繊細なグラビュール(彫刻技法)を得意としますが、現在はこの技術習得に10年かかり、数名の職人しかできないようです。

工房に訪れた際、この方は研修中の方で、祝日翌日で他の職人さんがいない中、作業を進めていらっしゃいました。
彫刻の際にはこれほどの種類の工具を使用します。
銅、ダイヤモンド、と素材も異なり、その結果でこの細かで暖かみのある彫刻が表現できると話されていました。

アップしてご覧いただくと伝わると思いますが、今回のグラス、とても繊細に彫刻されています。

また、古いものほどグラスが薄く、軽くなるとグラスを見ながら話していらっしゃいました。

このグラスはデザインができたのが1910年ごろのようで、グラスは1930年ごろの作品とのことです。
イニシャルは『J M』 Mがメインですが、左横にJが入っております。 

Leonid Rath氏より工房を案内していただきました。
記事については、後日ブログにて詳細をアップします。
その時にオーダーについても聞いたところ、現代は1客からオーダーを受けているとのこと。
オーダーのファイルを見ながら話されていました。

某有名なブランドからの注文グラスなどもどしどしと見せてくださる(笑)
撮影しながら、「本当は企業秘密なのでは?」と私がドキドキしていました。
もちろん、そちらは公開しませんが、とても優しくお人柄が伝わると思います。家族経営を続け、格調が高いのですが、アットホームな雰囲気も大切にされています。

伝統を守りながら、新しいことへの挑戦を惜しまず、変化も恐れないと話されてました。
世界中から愛される理由がわかりました。3時間をかけて工房と店舗をゆっくりとご案内してくださいました。

 

 ~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~

インスタグラムでご紹介した時点で本グラスの売約が決まっていたため、写真画像は少なくなります。 /価格:非公開

Size/

W6.3×7.7cm H14.1cm
150ml (FULL)

制作年代
マークの有無 

1930年頃


作品状態

良好 A

仕入れ先と時期

イギリス 2023年10月