お花のようなC&S
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【ボヘミアンアンティーククリスタル】
金彩が美しいカップ&ソーサー
SOLD OUT
まるでお花のようなクリスタルガラスのカップ&ソーサーをご紹介いたします✽
一目見た時から、ずっと気になりながらも、高嶺の花で仕入れずにいたのですが、とても状態が良い物と出会ったのでお迎えすることにいたしました(*^^*)
ボヘミアン製のアンティークC&Sです。
ボヘミアとは、現在のチェコ西部・中部地方を指す歴史的地名です。 昔はより広くポーランドの南部からチェコの北部沿いの地方を歩いており、ドイツやオーストリアとも接している場所です
ガラスの産業は9世紀ごろから行われていました。
今回のC&S、金彩がとても美しいことが伝わるデザインではないでしょうか?

特徴的なのはドイツ系の金彩の描き方です。筆で描かれていますが、枠を少し盛り上げて描いています。今回のC&Sはさらに色の異なる2色の金彩が使用されています。

とても丁寧に描かれているのがお楽しみいただけます。
フランスの金彩では、このような縁取りはあまり見ません。
下図がフランスのエッチング後の金彩と、手書きの金彩例です。


筆で書く場合は、写実的に描けるので、自然美を描いたものも多いです。
金彩は最後の仕上げで行われ、焼き付けは500度程度の低温で行われます。
高温になりすぎると金彩が焦げてしまうため、低温で行われることが、結果として金彩やエナ彩メル色の剥落しやすさへつながっています。
このような理由から、アンティークでは金彩が剥離ている作品が多くなっています。
今回のC&Sは100年以上も経過しているのに、金彩の状態が大変良好です。

そして、ソーサーの方がピンク色が明るいです。カップの方はピンク色は弱く、茶色に近いです。これはデザインだと思われます。

今では、お花のような形を作ることも難しく、アンティークの良さを感じずにはいられないC&Sです(*^^*)
【ボヘミアンクリスタルガラス】
ボヘミアンガラスは歴史は9世紀に始まり、16世紀〜19世紀に世界の市場をリードしていました。この時期の作品は王侯貴族のために作られることが多く、その多くが美術館級となり、その良さを知る機会が少ないです。
ボヘミアンガラスの技法をドイツやオーストリア、フランスが模しています。
~下段へスクロールしていただいて、画像をご覧いただけます~
サイズ容量 |
カップ:W8.0cm ×9.8cm H4.7cm |
制作年代 |
:1900年頃 |
作品状態 |
:良好 |
仕入れ先と時期 |
:イギリス 2023.7月頃 |