メディチの名の付く高貴なグラス
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【Antique Baccarat】
ルネサンス時代、芸術をこよなく愛し保護したメディチ家
アンティークバカラの中でも高貴な名「メディチ MEDICIS」がつくグラスをご紹介します。
アンティークバカラ・オールドバカラと言えば、「ミケランジェロ」が有名どころ。
近年、アジア圏からの要望が多く、2019年に現代のバカラ社が「ミケランジェロ」を再シリーズ化したようです。
なので、店頭に行くとミケランジェロが販売されています(#^^#)
その一方で、中世のフィレンツェを統一し、その最盛期と、ルネサンスの芸術家たちを支えたメディチ家の名がつくシリーズがバカラにあることをご存じの方は少ないのではないでしょうか?
確かに、制作数も少なく、市場に出回ることも少ないような気がします。
そしてとても高貴なデザインがほどこされています♪
今回は、金彩が付けられた美しいグラスを仕入れることができましたのでご紹介します。
メディチ(Casa de' Medici)は、ルネサンス期のイタリア・フィレンツェにおいて、13世紀ごろから薬屋を営み、その後、銀行家、政治家として台頭します。
フィレンツェの実質的な支配者として君臨し、後にトスカーナ大公国の君主となった一族のことです。
その財力でボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ヴァザーリ、ブロンツィーノ、アッローリなどの多数の芸術家をパトロンとして支援し、ルネサンスの文化を育てる上で大きな役割を果たしました。
特に芸術(文学)の発展を高めたのはロレンツォ・デ・メディチ(Lorenzo de' Medici)で、彼のもとでルネサンス文化は最盛期を迎えたと言われています。
-wikipediaより-
いまでもフィレンツェの街にいくと、よく目にするこの6つの玉がつく紋章。
これは、丸薬を示す看板だったのですが、後にメディチ家の紋章となります。
メディチ(Medici)とは、「薬」の意味で、英語にするとmedicine メディスンとなります。
このような歴史が分かると、バカラもこの名のグラスシリーズに、これほど上品なデザインを施したことが分かります。
そして、今回はトップやステムに金彩の付いた、通常よりも特別なスタイルです。
ぜひ、コレクションにいかかでしょうか?
※「MEDICI」と「MEDICIS」の表記の違いについて
フランス語表記では「S」がつきます。そのため、バカラのシリーズは「MEDICIS」となります。
※価格は単品の価格です。
~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~
Size |
:W6.2cm H11.9cm |
制作年代 |
:1900年頃 |
作品状態 |
:A 良好 |
仕入れ先と時期 |
:フランス 2022.6月頃 |