【Antique Baccarat】
INKWELL インク壺
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【Antique Baccarat】
歴史を感じるインク壺
アンティークの作品を扱っていると、現在では使用されなくなったものが沢山あり、特にこの100年の年月で世の中の生活ががらりと変わったなと感じます。
今回は、数百年、数千年にわたり使われてきたインクと共に歴史を歩んできたインク壺(Inkwell)をクローズアップしてみようと思います。
この数十年でシャーペンやボールペンに変わってしまったことにより、インク壺は必要がなくなりつつありますね。
この数十年でシャーペンやボールペンに変わってしまったことにより、インク壺は必要がなくなりつつありますね。
こちらのクリスタルでできたインク壺は、1900年頃のバカラ社製です。

今では消しゴムで消すことも簡単にでき、PC、スマートフォンであれば書くことすらしない時代となりました。消せるペンまで出てきたので、間違えることにも抵抗がなくなってきてますよね。
先人の方々が書いた手紙や書籍などを美術館で見ることがありますが、書き直しも簡単にできない時代の方が書く書体って、心がこもり、ともてきれいだなと思って見惚れることがあります。
※日本や中国、筆でかく【書】にも同じことを感じます。
メールが主流で、海外へも瞬時に思いを届けることができますが、ちょっと前までは、友人から手紙を届くのを待つ時間が楽しかったりしましたよね(笑)
ネットフリックスで視聴できる19世紀初頭のロンドンを舞台にしたドラマ【Bridgerton】では、社交界の秘密を暴露する社交界新聞がストーリーの主体となっています。
こちらは、ストーリーの中で手紙を書いている場面ですが、母親から「女性が書き物なんかで手を墨だらけにするなんてみっともない」と怒られてしまいます。

注目は「羽ペン」です。19世紀初頭までは、本当に羽がペンだったのです。
ペン先をナイフで削って使用します。
ペン先をナイフで削って使用します。

19世紀中旬になると、ペン先は金属に代わり、その後万年筆などができていきます。
下図のようにインク壺も様々に作られていました。

近年ではペンの中にインクを保存できるようになり、インク壺は必要がなくなってきています。しかし、今でもカリグラフィーなどで楽しまれている方もいるように思います。
アンティークの作品から、過去の時代を垣間見ることができる時間も楽しみのひとつかもしれません。
今回のバカラのインクウェルは、1900年ごろの作品です。
面白いことに、トレイと本体が繋がっています。
デザインはBamboo Tours
面白いことに、トレイと本体が繋がっています。
デザインはBamboo Tours
インク以外に、ピアスをいれて、トレイの部分にリングを置いたり、一輪挿しにしてみたり、使い方はいろいろありそうな作品です♪( ´▽`)

下図より画像の確認をお願いいたします。
Size |
:W14.5cm H7.7cm |
制作年代 |
:1900~1920年頃 |
マークの有無 |
:レリーフ 「DEPOSE BACCARAT」 |
作品状態 |
:使用感あり |
仕入れ先と時期 |
:フランス 2023.6月頃 |