プレート COLBERT / F9348 T9349
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【Old Baccarat】
フランスの政治家の名がつくプレート
COLBERT 「コルベール」と名付けられ、1907年から2004年まで100年続いたシリーズのお皿をご紹介します。
深いカットにより重厚感があり、「クリスタルの王者」と呼ばれるバカラらしいデザインは、廃盤になった後も愛され続けています。
COLBERT とは、フランス、17世紀ブルボン朝時代に活躍した政治家【ジャン=バティスト・コルベール/Jean-Baptiste Colbert】の名を元としている可能性が高く、この人物は、様々な政治活動を行い、マニュファクチャの発展に力を入れ、国内のガラス・織物・陶磁器などの製造に力を尽くしたようです。
シリーズの特徴としては、なんと言っても深いカットと、鋭角が交わるデザインではないでしょうか。
バカラのグラスやプレートに、これほど深くカットを入れ、重厚感が感じられるデザインは少ないです。
加えて、アンティーク(100年以上前)やオールド(60年ほど前)のバカラ作品で平らなお皿形をしたものはとても少ないです。
型で作る(プレス技法)のものは見かけますが、ハンドカットで仕上げられたのプレートはほとんど見つかりません。
バカラのプレス技法(型成形)でロングセラーといえばアラベスクというデザインのお皿です。これは溶けたクリスタルの種を型にはめて作るので、今回のお皿とは作り方が異なります。
今回のお皿は、棒の先端に熱く溶けたクリスタルの種付け、それを職人が回転させながら形にしていきます。
平らなお皿は作るのが難しいと聞きますが、グラスもこのように一つ一つ手作業でつくることを考えると、テーブルマナーに役割がきっちりとあった時代、社交界での場にはお皿は陶磁器という決まりがあったことが要因ではないかと思います。
ガラスであれば、フィンガーボウル、もしくはクリーム用として小さめく深めのボウルはあったようですが、飲み物用のグラスの種類と数に比べたら、圧倒的に少ないのがお皿です。
バカラ社の100ページ以上に及ぶカタログレゾネにおいても、プレートのページは1ページ程度しか存在しません。
これは私の個人的な意見ですが、ナイフとフォークを使う西洋の食文化では、クリスタルガラスのお皿だと擦り傷が目立ってしまうからという理由もあるかもしれませんね。
これからの季節、カルパチョやカプレーゼなどの冷たいお料理に使いやすいお皿です。
和食にも大変よいと思います。日本食はお箸でいただくので傷もつかず、カットの光がお料理を引き立ててくれる器ではないでしょうか。
※価格は単品の価格です。
サイズについて
若干ではありますが、サイズが2種類になります。
少しだけラウンドしているものと、平らなものとがあります。
パターンA:少しラウンド 3客 W15.3cm H2.0
パターンB : 平ら 2客 W16.1cm H1.7cm
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Size |
パターンA:W15.3cm H2.0 |
制作年代 |
:1940~1960年頃 |
マークの有無 |
:有 |
作品状態 |
:良 |
仕入れ先と時期 |
:フランス 2022.11月頃 |