グラス PONTARLIER
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【Antique Baccarat】
フランスの街の名前がつくグラス
Baccaratの作品は、Antique Serendipityではほとんど紹介しないのですが、アンティークバカラの中でもカットがまばゆく美しくて個人的に大好きなグラスをご紹介いたします。
バカラは1764年にバカラ村で誕生してから約260年、今なお【クリスタルの王者】として世界に君臨している工房です。
今回ご紹介するPONTARLIERは、1890年より作られた大変歴史のあるモデルで、フランスの街の名が付けられています。
1890年頃と言えば、ヨーロッパを中心に日本趣味と呼ばれる「ジャポニスム」が席巻していた時代です。
このグラスにカットされたデザインは、日本の籠目という柄をモデルにしたのかもしれません。
実際に、その後バカラが1920年頃に日本からの依頼で茶道具を作るのですが、このデザインのカットで作られた鉢は、「籠目文鉢」という名で菓子器として用いられています。
19世紀後半は、日本の工芸品が繊細で美しいと世界中で日本を真似した日本趣味の作品を作り上げました。バカラも日本の作品からヒントを得た作品を多く手がけています。
逆に日本にも西洋の波が押し寄せてきます。
江戸切子や薩摩切子が日本では有名ですが、実はガラスのカット技法は同時期である明治初期にイギリス人が伝えた技法となります。
クリスタルガラスやカット技法の歴史はヨーロッパの方がはるかに歴史は古いんですよ(#^^#)
とても重厚感があるのに、繊細なカットが幾重にも重なり上品な輝きを放つグラス。 アンティークバカラでも割と見つからないデザインなので、とてもおすすめです。
~下段へスクロールしていただくと、画像をご覧いただけます~
Size |
:W7.8cm H15.9cm 150ml(full) |
制作年代 |
:1900~1920年頃 |
作品状態 |
:A 良好 |
仕入れ先と時期 |
:フランス 2022.1月頃 |